ピラティスV の効果
かかとを合わせ、つま先を外側に45〜60度開いてVの字をつくる足のポジションを「ピラティスV」といいます。これはピラティスの基本姿勢の1つで、様々なエクササイズの用いられます。
ピラティスVのポジションを取ることで…
①身体の歪みを改善(股関節・膝関節・足関節のねじれ軽減)
②ヒップアップ効果(臀筋群・内転筋群の機能アップ)
③姿勢の改善(エロンゲーションで身体が伸びる感覚の獲得)
④産後の骨盤矯正(骨盤底筋群の筋バランス調整)
などの効果が期待できます。さらにこのポジションを獲得することで、ティーザーやダブルストレートレッグストレッチなど他のピラティスエクササイズの効果も増大します。
股関節の深層にある梨状筋や内転筋群を活性化させ、骨盤底筋群や体幹との連動を促すことで、股関節と体幹の安定性を高めます。
なぜ ピラティスV でかかとが離れるのか?
ピラティスVのポジションを取ろうとすると、かかとが離れてしまう人が多く見られます。
かかとが離れたままエクササイズを行うと、膝や股関節の痛み原因になったり、エクササイズの効果が減少してしまったりするため、正しいピラティスVを獲得することはピラティス全体においてとても重要です。
かかとが離れてしまう要因は…
①骨盤の後傾(内転筋の収縮が得られない、股関節の内転角度が制限される、体幹の安 定性が失われる)
②筋肉のアンバランス(内転筋が収縮する前に臀筋群やハムストリングスが優位になってしまう)
③足部の安定性低下(足底アーチの崩れにより足首が外側に倒れる、足底からの感覚を股関節や骨盤に伝える感覚の低下)
などが考えられます。
キレイな ピラティスV を作るコツ
かかとを離さず、キレイなピラティスVを作る方法はたったの3つ!
- 骨盤をニュートラルに保つ
- 骨盤が前傾/後傾しない正中位をキープする練習をする。(例)ペルビックリフトで骨盤の動きを学ぶ
- 内転筋を目覚めさせる
- 膝の間にボールやピラティスリングを挟み、大腿骨を寄せ合わせる動作を練習する。
- ここでも骨盤がニュートラルにあることを意識しながら行う。
- 足底の感覚を育てる
- 足底アーチを整え、足趾を使って地面をつかむ。(例)タオルを足裏でつかむ練習
- 母趾球から内転筋へと力を伝える感覚を養う。(例)フットワークで足部の位置を変えながら練習する
骨盤↔︎大腿骨↔︎足底の連動性を意識した練習を行うことで、かかとを離さずキレイなピラティスVを作ることができます。
どうやったら ピラティスV をマスターできる?
正しいアライメントでピラティスVをマスターすることで、ピラティスの効果も最大限に発揮できます。
ピラティスVをマスターするには、豊富な解剖学の知識と医療的な技術を持ったピラティスインストラクターから学ぶことが重要です。
自由が丘・奥沢・緑が丘エリアでは、医療国家資格(作業療法士)とピラティスの国際資格PHIピラティスのインストラクターが監修する、パーソナルピラティススタジオがイチオシです。
インストラクターとしての技術向上にも、ピラティスのスキルアップにもおすすめです!


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