「リンパの流れが悪いとむくむ」「老廃物が溜まる」
という言葉はよく聞きますが、実はリンパは自動で流れる仕組みをほとんど持たないという特徴があります。
血液は心臓のポンプ作用で循環しますが、リンパ液は
・筋肉の収縮
・呼吸による内圧変化
・関節の動き
こうした身体の動きそのものによって流れが促されます。
つまり、動かない・呼吸が浅い・姿勢が崩れる生活が続くと、リンパは滞りやすくなるのです。
そこで注目されているのが「ピラティス」。
ピラティスは、リンパの滞りやすい股関節周囲や首〜肩甲骨周囲を中心に整えるエクササイズ。呼吸と合わせてゆっくりと運動を行うことで、より効率的にリンパの流れを促すことができます。
この記事では、医療国家資格(作業療法士)とピラティス国際資格(PHIピラティス)を持つインストラクターの視点から、ピラティスとリンパの深い関係と、身体に与える効果をわかりやすく解説します。
なぜピラティスがリンパに良いの?
ピラティスはリンパケアにおいて、非常に理にかなった運動です。
①深い呼吸がリンパ循環を助ける
ピラティスでは胸郭を立体的に使う胸式呼吸を重視します。
呼吸により横隔膜が上下することで、腹腔・胸腔内の圧が変化し、体幹部に集まるリンパの流れが促されます。(Standring S. Gray’s Anatomy, Elsevier、日本リンパ学会:リンパ循環の基礎生理)
②インナーマッスルの活動=リンパポンプ
リンパ管の多くは筋肉の近くを走行しています。
ピラティスで活性化される腹横筋・骨盤底筋・多裂筋などのインナーマッスルは、リンパを押し流す“ポンプ役”として重要です。
激しい運動ではなく、コントロールされた筋収縮だからこそ、リンパへの刺激が過剰にならず、継続しやすいのも特徴です。
③姿勢改善がリンパの通り道を整える
猫背や反り腰などの不良姿勢は、首・鎖骨周囲・鼠径部といったリンパの集まるポイントを圧迫します。
ピラティスで背骨の生理的カーブ(S字)を整えることで、リンパ管の「通り道」が確保され、流れやすい状態に近づきます。
リンパが滞ると起こる不調
リンパ循環の低下は、以下のような不調と関連するとされています。
・むくみやすい
・冷えを感じやすい
・疲れが抜けにくい
・肌の調子が安定しない
・体が重だるい感じが続く
これらは病気ではなくても、生活の質(QOL)を下げる要因になります。
リンパマッサージは一時的に流れを助けますが、「流す力」そのものを作るわけではありません。
ピラティスで、呼吸に合わせて筋肉の使い方や姿勢を整え、日常の動作から変えていくことで、リンパが滞りにくい身体の使い方が身につきます。
こんな方にピラティスがおすすめ
ピラティスはこんなお悩みを持つ方々に特におすすめです。
・むくみやすい体質だと感じる
・立ち仕事やデスクワークが長い
・運動は苦手だけど身体を整えたい
・手足が冷えやすい
・疲れやすさを感じる
・年齢とともに巡りの低下を感じる
まとめ
リンパケアは特別なことをするよりも、呼吸・姿勢・動きの質を整えることが本質です。
ピラティスは、無理なく医学的にも理にかなった形で、日常に活かせるリンパ循環をサポートするメソッドです。
「なんとなく不調」を当たり前にしないために、身体の内側からリンパの流れを整えていきましょう。
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ぜひ一度、ピラティスで身体の変化を実感してみてください。


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