歯の食いしばりは「クセ」ではなく、身体からのサイン
気づくと歯をぐっと噛みしめている。
集中している時、緊張している時、寝ている間に指摘されることもある。
歯の食いしばりや力みは、「顎の問題」「ストレスのせい」と片づけられがちですが、実は全身の筋緊張や感覚の使い方と深く関係しています。
ここで注目されているのが「ピラティス」。
ピラティスは、姿勢だけでなく全身の筋肉の緊張を整えて、歯の食いしばりや力みが原因の頭痛や肩こりを改善できる可能性があると言われています。
この記事では、医療国家資格(作業療法士)とピラティス国際資格(PHIピラティス)を持つインストラクターの視点から、ピラティスで全身の筋緊張を整えることで得られる効果とそのメカニズムをわかりやすく解説します。
食いしばりの原因って?
歯を食いしばる時、働いているのは咀嚼筋(噛む筋肉)だけではありません。
・首や肩まわり・胸郭(肋骨)・背中・骨盤周囲が同時に無意識に緊張しています。
特に、「姿勢を保とう」「頑張ろう」とするほど、身体は安定=力を入れることだと誤解しやすくなります。
その結果、
・常に力が入ったまま
・抜き方が分からない
・休んでいても緊張が残る
という状態が続いてしまいます。
これが長期間続くことで、肩や首のこりや痛み、頭痛などが生じる可能性もあるのです。
カギは『体性感覚』
体性感覚とは、自分の身体の位置・動き・力の入り具合を感じ取る感覚のことです。
食いしばりが強い方は、
・力が入っていることに気づきにくい
・どこを使っているか分かりにくい
・「力を抜く」という感覚が曖昧
という特徴が見られます。
つまり問題は、力が強いことより、感じられていないこと。
体性感覚が鈍くなると、身体は安全のために「とりあえず固める」選択をします。
それが、あご・首・肩への慢性的な力みとして現れます。
なぜピラティスが効くの?
ピラティスは、単に筋肉を鍛える運動ではありません。
・呼吸と動きを同時に行う
・小さな動きを丁寧に感じる
・使いすぎている部分を休ませる
これにより、体性感覚がクリアになり、過剰な筋緊張が自然に緩んでいきます。
特に重要なのが、呼吸と顎・首の連動。それに呼吸をするときの胸郭の動き、骨盤と頭の位置関係が整うと、「噛みしめなくても安定できる」身体に変わっていきます。
食いしばりに悩む方ほど、「リラックスしなきゃ」「力を抜かなきゃ」と頑張ってしまいがちです。
でも実際は、正しく感じられるようになることが先。
ピラティスでは、
・今どこに力が入っているか
・本当に必要な力か
・いらない力を抜けているか
これらを、動きの中で身体に教えていきます。
その結果、食いしばりがなくなり、顎が楽になる・肩や首が軽くなる・呼吸が深くなるといった変化が、自然に起こります。
ストレスも原因になる!?
歯の食いしばりや力みは、心身が頑張りすぎているサインでもあります。
ピラティスは、無意識の緊張に気づき身体の感覚を取り戻すことで、安心して力を抜ける状態をつくるための、とても相性の良い方法です。
顎だけを見るのではなく、全身と感覚から整えることが、根本的な改善につながります。
ピラティスは、深い呼吸とゆっくりとした動きで、自律神経への働きかけやストレスの軽減にもつながると言われています。
ピラティスを生活に取り入れることで、慢性的なストレス軽減にもつながる可能性があるのです。
まとめ
このように、歯の食いしばりや全身の緊張は、身体の感覚を研ぎ澄ますことで改善できる可能性があります。
自由が丘エリアでは『HAL Pilates ハルピラティス』で専門的なピラティスを受けることができます。
作業療法士とピラティス国際資格を持つインストラクターが監修するパーソナルピラティススタジオで、一人ひとりに合わせた丁寧な姿勢と動いの分析から、ぴったりのプログラムをオーダーメイドで考案することが魅力です。
また、女性専用のスタジオですので、運動が苦手な方や、周りの目が気になる方も安心してピラティスを生活に取り入れることができます。
あなたもぜひ一度、ピラティスで身体の変化を体感してみてください。

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