「なんとなく不調」の原因は自律神経が原因かも
「しっかり寝たのに疲れが抜けない」
「検査では異常がないのに、体が重い」
「ストレスを感じると肩や首が固まる」
このような症状の背景に関係していることが多いのが、自律神経のバランスです。
ピラティスは激しい運動ではありませんが、呼吸や姿勢、身体の使い方を整えることで、自律神経に穏やかに働きかける運動として注目されています。
この記事では、医療国家資格(作業療法士)とピラティス国際資格(PHIピラティス)を持つインストラクターの視点から、ピラティスが自律神経を整え、高血圧や不眠、めまいなどの不調を改善する理由とそのメカニズムを、わかりやすく解説します。
自律神経って?
自律神経は、私たちが意識しなくても身体を調整してくれる神経です。
主な役割として、
・心拍数の調整
・血圧の調整
・呼吸
・体温調整
・消化機能
・睡眠リズム
などがあり、私たちの体調を全体的に整えてくれています。
自律神経は大きく2つに分かれます。
・交感神経(活動モード)
日中の活動で優位になり、心拍数や血圧を上昇させ、身体が活動する体制を整えます。
・副交感神経(回復モード)
ここでは身体が休息をとることがメインとなり、消化や睡眠、身体の回復を促しています。この時、心拍数や血圧は下がり、活動は休止する体制に入ります。
健康な状態では、この2つがバランスよく切り替わっています。
自律神経が乱れるとどうなる?
自律神経が乱れると、病名や診断はなくとも、「なんとなく不調」が起こりやすくなります。
・慢性的な疲労感「休んでも疲れている…」
・不眠・睡眠の質低下「夜中に何度も目が覚める…」
・めまいやふらつき「立ち上がるとフラッとする…」
・頭痛
・肩こりや首こり「マッサージに行ってもすぐに戻る…」
・手足の冷え
・血圧の変動
このように、日本心身医学会などでも、ストレスや生活習慣が自律神経の働きに影響することが指摘されています。
なぜピラティスが自律神経に効くの?
①呼吸を整える
ピラティスでは、胸郭や横隔膜をしっかり動かす呼吸(胸式呼吸)を行います。
深い呼吸は副交感神経を優位にしやすいことが知られており、ストレス緩和やリラックス効果につながると報告されています。
また、呼吸は血圧とも密接に関係しています。
呼吸が浅い状態が続くと、交感神経が優位になりやすく、身体が緊張しやすくなります。ピラティスで日常生活の呼吸を整えることで、高血圧症状などの不調を改善できる可能性があるのです。
②姿勢を整える
猫背や反り腰などの姿勢は、呼吸の浅さ・首や肩の緊張・血流低下などを引き起こすことがあります。
ピラティスでは背骨の動きを改善し、胸郭を広げることで、呼吸と神経の働きがスムーズになりやすくなります。
呼吸のしやすい姿勢に整えることで、肩や首のこりからくる頭痛やめまいを改善することができる可能性があります。さらに、姿勢が良くなることで、慢性的な肩こりや腰痛も改善することができ、一石二鳥というわけです。
③体幹の安定が「安心感」をつくる
体幹のインナーマッスル(腹横筋・多裂筋・骨盤底筋など)は、姿勢を安定させるだけでなく、呼吸とも連動しています。
体幹が安定すると、
・動作の無駄な力みが減る
・身体の緊張が抜けやすくなる
・疲労の蓄積を防ぐ
といった効果が期待できます。
ピラティスを継続すると、日常的に呼吸が深くなることで、寝つきが良くなる・疲れにくくなるなどの変化がみられやすいです。
睡眠の質向上により、集中力が続きやすくなるだけでなく、姿勢が改善されて首や肩の緊張が減ることで長年の肩こりが軽減した、などの身体の変化を実感される方が多くいらっしゃいます。
激しい運動が苦手でも大丈夫?
自律神経が乱れている状態では、強い運動は血圧上昇や筋肉の過剰な緊張を招き、かえって身体のストレスになることもあります。
ピラティスは、
・負荷を調整しやすい
・呼吸と連動したゆったりした動き
・年齢や体力に合わせて行える
という特徴があり、身体に過度な負担をかけずに整える運動として取り入れやすいのが魅力です。
ピラティスで自律神経を整えるポイント
自律神経は「特定の筋肉だけ」で整うものではありません。
・呼吸・姿勢・生活動作・適度な運動
これらを総合的に整えることが重要です。
ピラティスは、そのすべてを同時にアプローチできる点が特徴です
ピラティスのエクササイズを行う際に、ただ動きをこなすのではなく、「呼吸に合わせた動き」を意識することで、より自律神経を整えやすくなります。
まとめ
自律神経は、疲労・睡眠・血圧など全身の調整に関わる大事な機能です。
ピラティスは呼吸・姿勢・体幹を整え、自律神経に穏やかに働きかけることができます。ピラティスを継続することで、日常生活の快適さにつながります。
「原因がはっきりしない不調」を感じている方にとって、ピラティスで身体の使い方を見直すことは、大きな改善のきっかけになるかもしれません。
自由が丘エリアでは、『HAL Pilates ハルピラティス』で専門的なピラティスを受けることができます。
作業療法士とピラティス国際資格を持つインストラクターが監修しており、一人ひとりの悩みや理想に合わせて、丁寧な分析をもとにオーダーメイドでプログラムを提案します。
また、女性専用・女性インストラクターのため、周りの目を気にせずに、安心できるプライベート空間でピラティスを行うことができます。
「なんとなく不調」にお悩みの方はぜひ一度、ピラティスで身体の変化を体験してみてください。

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