ピラティスで「ダイエット」できるの?

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ピラティスは痩せるのか?

「ピラティスをして痩せるの?」

これは多くの人が抱く疑問ですが、結論から言うとピラティス自体はランニングや有酸素運動のように高いカロリーを消費するトレーニングではありません。

しかし最新の研究では、

ピラティスは「体質改善・姿勢改善・筋肉量の最適化・基礎代謝向上・内臓機能の改善」を通じて、結果として痩せやすい身体を作ると言うことが明確になっています。

この記事では、医療国家資格(作業療法士)&ピラティス国際資格(PHIピラティス)保有者の視点から、ピラティスがダイエットにどのような効果をもたらすのか、わかりやすく解説します。

専門家のいるピラティススタジオ HAL Pilates ハルピラティス

消費カロリーはそれほど高くない!?

ピラティスの消費カロリーは、ランニングやトレーニングなどの運動と比較すると高くはなく、消費カロリーは中等度エクササイズに分類されます。(アメリカスポーツ医学会/ACSM)

⚫︎ピラティス1時間あたりの消費カロリー(体重60kgの場合の平均値)

・マットピラティス:約170〜250kcal

・リフォーマーピラティス:約250〜350kcal

(出典:American College of Sports Medicine, ACSM`s Guidelines for Exercise Testing and Prescription 10th edition)

ランニング(約600〜800kcal/h)や有酸素運動(約400〜600kcal/h)と比較すると少ないため、ピラティス単体で大幅な体重減少を狙うのは非効率と言えます。

ではなぜ、”痩せる人が多い”のか?

その答えは、姿勢・代謝・筋活性・行動変容といった身体の根本改善にあります。

「太りにくい」身体を作るピラティス

ピラティスは背骨や骨盤を正しい位置に修正することで、

日常生活でのエネルギー消費そのものを高めると言う研究があります。

⚫︎姿勢改善で約30%も消費エネルギーが変わる!?

姿勢が悪い(骨盤の歪み・背骨の曲がり)人は、正しい姿勢の人に比べて日常のエネルギー消費効率が最大30%低下することが示されています。(国立台湾体育大学/Chen et al., Journal of Biomechanics, 2019)

ピラティスは、・インナーマッスル(深層筋) ・呼吸筋(横隔膜) ・骨盤底筋

などの「姿勢を司る筋肉」の再教育を行うため、姿勢不良による代謝の低下を改善し、太りにくい身体を作ることができます。

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イヤな内臓脂肪・体脂肪率とさよなら

ピラティスは、”体重を大きく変えなくても、体脂肪率を下げる”というデータは複数あります。

⚫︎8週間のピラティスで体脂肪率が平均2.2%減少!

韓国・延世大学の研究では、週3回のマットピラティスを8週間行った成人女性は、体重変化はほぼゼロだが、体脂肪率が平均2.2%減少した、という結果が出ています。(Jung et al., International Journal of Sports Medicine, 2017

⚫︎内臓脂肪も優位に減少!

トルコの研究(RCT)では、16週間のピラティスで内臓脂肪面積が平均9.6%減少したと報告されています。(Aksu et al., Complementary Therapies in clinical Practice, 2020)

「体重より内臓脂肪が気になる」という方には非常に有効です。

食べ過ぎ予防には自律神経がカギ

ピラティスで使われる胸式呼吸は、自律神経のバランスを改善します。

⚫︎ストレスホルモン(コルチゾール)が低下

コルチゾールが増えると、

・過食症状(食べ過ぎ)

・睡眠障害(眠りが浅い、疲れが取れない)

・内臓脂肪の蓄積(内部疾患の原因に)

などの症状が出やすくなります。

トルコの臨床試験(n=74)では、8週間のピラティスでコルチゾール値が平均15.8%低下するという結果が報告されています。(Yildrim et al., Physiology & Behavior, 2022)

便秘・血行不良などの体質も改善

ピラティスの腹圧コントロールと骨盤底筋の活性化は、消化機能にも影響します。

便通改善は、体重減少に直結するわけではありませんが、むくみ・お腹の張りを軽減し、見た目もスッキリと見せてくれます

まとめ

ピラティスは”痩せる”というより”痩せやすい身体を作る”という運動です。

身体の根本から改善することで、ダイエットだけでなく体調の改善や、リバウンドの予防にもつながります。

ピラティスの得意分野は、

・姿勢改善⇨代謝効率UP

・深層筋(インナーマッスル)の活性化⇨基礎代謝UP

・体脂肪率、内臓脂肪の減少⇨生活習慣病などの病気のリスク減少

・呼吸改善⇨ストレス軽減、食べ過ぎ防止

・腸内の動き改善⇨むくみ軽減

と多数にあり、痩せやすい体質を作るのに最適と言えます。

さらに、有酸素運動や食事改善などを組み合わせることで、よりダイエットの効果を得ることができます。

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